九州酒巡り〜最終日
こんにちは!日比谷店くるみです。
山口くんから最後のバトンを引き継ぎました。とうとう涙涙の最終日です…
さて、最終日は福岡の酒蔵巡りをしてまいりました!
最初は若波酒造。ご姉弟で酒造りをされています。
みずみずしいお酒といえば若波!ですよね。
まずは利き酒処に。
4代目当主、弟さんの今村嘉一郎様にお話を伺いました。
(蔵の中は造りの時期ではないため撮影は出来ませんでした。ご了承ください。)
蔵に入り驚いたのが蔵の広さ!天井もたかーい!
約100年の歴史のある蔵なんだそう。
より良いお酒を造るため少しずつ設備投資をされていて、お酒を搾るヤブタは冷蔵のプレハブに囲われています。
そして若波さんといえばマイナス5度の氷温貯蔵庫!本当に凍ってしまいそうなくらい寒かったです…
フレッシュでみずみずしい味わいを一年中楽しめるのは、この貯蔵庫のおかげなんですね。徹底した温度管理がされています。
新生若波として今年で10周年。
今年発売の純米吟醸FY2には一部白麹を使用したりと新たな挑戦をされていて、私たちをいつもわくわくさせてくださいます。
どんどんと進化していくチーム若波にこれからも大注目です!
お次はみいの寿へ!
専務の井上宰継様にご案内いただきました。
数々の受賞歴をもつみいの寿。九州ではいち早く純米蔵として造りを極めてきた酒蔵です。
こちらも造りは終えていましたが、一通り蔵の中を見学してきました。
麹室。使い込まれた道具たちがなんとも神聖な雰囲気を醸し出しています。
そしてここでもレジェンド勝木先生の麹造りのノウハウが生かされています。
勝木先生流からさらに改良し、みいの寿らしさが加わることで鑑評会金賞を総なめする銘酒が生まれていると井上さん。
客観的な目線と日本酒造りへの情熱が伝わってきます。
こちらは仕込みタンク。
もろみがきちんと対流するにはタンクの中身が縦横1:1になっていることが大切なんだとか。
酒造りは科学なんだなと再確認。
九州の酒蔵を牽引するみいの寿の風格を感じました!
さあ、いよいよクライマックス!最後は山口酒造場です。
中に入るとツバメがお出迎えしてくれました!
そういえば、銘柄が「庭のうぐいす」なのはなんでだろうとずっと思っていたんです。
お聞きすると敷地のなかに小さな美しい池があり、そこには昔からうぐいすがやってくるんだそう。
ゆったりと朗らかな空気の流れる蔵に立ち寄りたくなるうぐいすの気持ちがわかります。
さて、こちらも造りは終えていましたが蔵の中を見学させていただきました。
こちらはヤブタ。
ヤブタの中にある板の枚数がすごい!
一気に大量のお酒を搾ります。お酒を酸化させないための独自のやり方です。
山口酒造場さんのアピールポイントはタンク!
新しく導入された特注の細い縦長タンクは杜氏のこだわり。
縦長にすることでお酒を早く冷やすことができるんだそうです。
タンクの形や素材にも酒蔵によって様々な考え方があるんですね。
最後に十一代目の山口哲生様にもお会いできました!
これでくるみと山口の九州酒めぐりはおしまいです。
初めての九州でこんなにも濃厚で学びのある時間が過ごせたこと、温かく迎えてくださった皆様に感謝しています。
今回見学させていただいた全ての酒蔵様の情熱やひたむきな思い、
飲んで幸せな気持ちになってほしいという願い、
地元や自然への敬愛。
私たちが飲むお酒の一滴一滴は、ぎゅっとつまった愛情がかたちになったものなのだと肌で感じることができました。
最後に、訪問させていただいたそれぞれの酒蔵様との写真で締めくくりです!
富久千代酒造
五町田酒造
白糸酒造
黒木本店
一心鮨 光洋
花の香酒造
若波酒造
みいの寿
山口酒造場
皆様、本当にありがとうございました!!
〜九州酒巡り〜
過去のブログはこちらからご覧ください
1日目「住吉酒販各店舗紹介」
https://sumiyoshi-sake.jp/blog/5722
2日目「富久千代酒造・五町田酒造・白糸酒造」
https://sumiyoshi-sake.jp/blog/5738
3日目「黒木本店/尾鈴山蒸留所」
https://sumiyoshi-sake.jp/blog/5771
4日目「花の香酒造」
https://sumiyoshi-sake.jp/blog/5809