博多 住吉酒販

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/ 博多本店

九州酒巡り ~2日目~

みなさま、こんにちは!
日比谷店くるみちゃんよりバトンを引き継ぎまして、本日は博多本店の山口がお送りいたします!

 

夏大好きくるみちゃんとは違い、超絶暑がりな僕は少し夏が苦手です。
この季節は小脇に酒…いや、冷たい液体が欠かせません。

 

さあ、気を取り直して今回は2日目!
「富久千代酒造、五町田酒造、白糸酒造」3蔵を巡って行きます。
細かく書いていくと夏が終わってしまいそうなので、今回は割愛して書いていくことにします!

 

 

さっそく博多本店より車を走らせること約2時間。

 

 

まずは1蔵目の富久千代酒造に到着。
みなさんご存知、佐賀県鹿島市が誇る超人気銘柄「鍋島」の蔵元さんです!
今回は、三代目当主の飯盛直喜様直々にご案内いただきました。

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造りを行っていない時期ということもあり、蔵内部の写真を撮影することはできませんでした。ご了承下さい。

 

まず驚いたのは蔵内の徹底的な温度管理。
蔵の内部各部屋に冷蔵設備が行き届いており、適切な温度と清潔な環境に保たれています。
ひとくち口に含んだ時のあのプチプチとしたガス感、そのフレッシュ感を保つ工夫が隅々に施されているといった印象でした。

 

そして感銘を受けたのは、まだまだ進化の途中だということ。
増築増築を繰り返し、毎年毎年の設備投資に余念がない。
鍋島といえば、完成された酒というイメージの方も多いかと思いますが、実際はまだまだ進化の途中で様々なチャレンジをされています。これからもっともっと美味くなる。期待しちゃいます!

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ちなみに来年の2月ごろには、奥様が蔵の近くに「泊まれるレストラン」をオープンされる予定だそう。
江戸時代の古民家を改修し、宿泊施設を備えたレストランで鍋島とお料理のペアリングを楽しむ。
聞いてるだけでもわくわくします。こちらの展開にも要チェックです。

 

 

お次の五町田酒造までは車で約20分。

 

 

到着しました!
五町田酒造といえばそう、言わずと知れた佐賀の銘酒「東一」の蔵元さんです。
温泉とお茶の町、嬉野市の田園の中に位置しています。
この日は当初雨予報でしたが、天気にも恵まれ絶好の蔵見学日和。

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こちらも製造の現場には立ち会うことができませんでしたが、蔵の中を一通りご案内いただきました。

 

 

いきなりですが、五町田酒造といえばコレ。

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レジェンド勝木先生(※)考案の(こしき)です。
(※勝木慶一郎氏=現松本酒造特別顧問。五町田酒造において長年製造部長などを歴任し、いち早く自社で山田錦の栽培をスタートするなど、「東一」という銘柄を全国区に押し上げた立役者。業界の中でも一目置かれる存在。)
日本酒の原料米を蒸し上げる大型の蒸し器なのですが、白糸酒造、黒木本店、松本酒造など全国でも数蔵にしかない設備となっており、これが日本酒造りにとってなんとも絶妙な蒸し加減のお米を生み出すそうです。

 

他にも、別注の仕込みタンクとその初号機や、洗米に使うザル、斗瓶、特殊な瓶洗浄機や貯蔵タンクの並ぶ景色。
などなど、五町田酒造独自の設備も数多く見られ、酒造りへのこだわりと勝木先生の功績を垣間見ることができました。

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圧倒的な酒造りのノウハウを持って、ひたすら真面目に丁寧に酒造りと向き合う瀬頭社長の姿勢。東一の安定的な酒質に対するこだわりの一端を感じることができました。

 

最後に見せていただいたのが、蔵のすぐ隣にある田んぼ。

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一行が訪れた日は田植えの前日ということで、実際に稲が植えられた風景は拝めませんでしたが「ここから酒造りが始まるのか」そう思うと胸が高鳴る思いでした。

 

 

さあ、車に乗り込んで次に向かいます。
五町田酒造より約1時間半。

 

白糸酒造に到着です。

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ここも説明不要でしょう、住吉酒販といえばでおなじみの福岡の大定番酒「田中六五」の蔵元さんですね。

 

毎年春先に開かれる蔵開きにはものすごい数の人が押し寄せます。
銘柄の名の通り、田んぼの中に突如として現れる酒蔵さんです。

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こちらも夕方にお邪魔したので実際の酒造りの模様は拝見できませんでしたが、蔵の中を一通りご案内いただきました。
入ってすぐに迎えてくれたのは勝木先生(こしき)。本日2度目の登場です。

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そしてなんといっても、こちらの見所は「ハネ木」でしょう。

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全国でも唯一の全量ハネ木搾りを今でも実践する酒蔵。まさにここでしか見ることのできない、荘厳な雰囲気を感じました。

 

一番圧倒されたのは、約5年前に増築した新蔵がとにかくスタイリッシュ。
まるで映画にでも出てくるかのような空間で、思わず長居したくなってしまうほど。

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仕込み蔵もカッコイイ…。
洗米場にも燦々と太陽の光が降り注ぐ、あまり酒蔵では見かけないような独特な空間です。

 

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順番に麹室と酒母室、研究室を見せていただいた後は、特別にあまざけの麹を試食させていただきました。

 

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日本酒の麹と比べるとものすごく甘い。
あまざけ用の麹をいただく機会はなかなかないので新鮮な気持ちでした。

 

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最後に絶好のフォトスポットよりパシャり。新旧蔵が同時に見渡せます。
伝統を守りつつ今の時代にマッチした酒を生み出している、白糸酒造らしい光景が広がっていました。

 

 

 

三者三様の設備や佇まい。
それぞれの蔵元の個性が反映されたそれぞれの酒。
そこにあるのは、ただ良い酒を造りたいというシンプルな気持ち。
今回は造りの様子は見ることができませんでしたが、その分ゆっくりとご説明いただき蔵の持つ雰囲気をしっかりと感じることができました。

 

今回お世話になった蔵元の皆様ありがとうございました!
ぜひ次回は造りの時期にお邪魔させてください!

 

そしてその夜はもちろん「田中六五・東一・鍋島」で乾杯。(ノンフィクション)

 

以上、手短になりましたが2日目の模様をお送りいたしました。
次回「くるみ、ついに宮崎に降り立つ」
乞うご期待!

 

山口

 

「富久千代酒造HP」
https://nabeshima.biz/

「五町田酒造HP」
http://azumaichi.com/

「白糸酒造HP」
http://www.shiraito.com/