松の司 産土
みなさまこんばんは、中村です。
朝晩はまだ冷たくて寒いのにお昼は暖かくて
なかなか服の調整が難しくて頭を悩ませます…
夜になると足先が冷たいので、ぬくぬくしたお部屋でキュッと冷えたお酒ももちろんいいですが、ほっと暖かな常温から燗もまだまだおいしいです。
本日ご紹介するお酒はまたすんごいお酒
こんなお酒こんな価格で出しちゃうの
と驚愕してしまったお酒の登場です
松の司 産土(うぶすな)
(滋賀/松瀬酒造)
Classic light
こちら普通酒です。
値段は1升瓶で1950円(税抜き)
普通酒ってお酒にお詳しい方はきっとお分かりになるかと思いますが、
普通酒の定義って何?という方もいらっしゃると思います。
普通酒の定義って結構広くて私もよく忘れてしまうので本日調べ直してみました。
うーんやっぱりいろいろあるなぁと思いながら、今回のこの産土がなぜ普通酒なのかをお伝えしますと、
松瀬酒造さんの地元竜王でできる酒米は厳しい選別基準をくぐって特定名称を名乗ることのできるお酒となります。
でももともと上質な酒米ですが、本当に少しの基準に達さず漏れたお米ってたくさんあるんです。
これらは特定名称を名乗れないんです。
たった少し制定基準に達することができなかったとしてもです。
でもそのお米だってまだもちろん使えるのです。
その選定に漏れたお米を使って造ったのがこの産土で、普通酒での販売となったのです。
産土って人の生まれた土地の神様という意味を持っていたりするようですが、
松瀬酒造さんの土地で生まれた米、そこから生まれた酒によってその土地に感謝を返すという思いがこの産土という名前には込められているそうです。
そして普通酒は醸造アルコールが使われていることも多いのですが、松の司は醸造アルコールを使わない普通酒となっています。
私たちスタッフも試飲の時からすでにワクワクしておりました。
瓶を開けて、鼻を近づけるとふわっとお米の丸みと甘みが入ってきつつ、すっとあと引くことなく消えていきます。
とくとく注ぐとさらにふわふわと良い香りが飛んできます
「いい香り〜!!」
思わず口をついて言葉が出てきてしまいます。
口に付けると柔らかさを感じるタッチ!
お酒がしっかり形を持っているのが感じられます。
すごい。
口に入るとその柔らかさに旨みが感じられます。それが先にぐんと伸びると後から透明感がカバーしてくるように旨みを包んでいきました。
軽い。あと味スッキリ。
あ、松の司だ!と感じる透明感に最後の終わり方。
普通酒、この価格。
固定概念が吹っ飛びます。
「止まらないぃぃぃ」
といいながらどんどんついでいってしまっておりました(笑)
松の司ってお酒の凄さは相変わらず。
何飲んでも本当に綺麗で毎回ブログ書くときに自分の語彙力に失望してしまいますが、今回はまたしっかり自分で 文章を起こせるよう頑張ってみたのですが…
なかなかやっぱり難しい
中村いつも何飲んでも美味しいって言ってるじゃないかと思われると思いますが、
その美味しいを一つでもお客様に共感していただければと思ってブログを書いております…
今回一升瓶のみのこちらですが、常温で置いていてももちろんいいので、ぜひいかがでしょう?!
ずっと飲み続けてしまうお酒です。
苦にならない重さです。
食事も何でも受け止めてしまいそうでまた困りました
何に合わせようなんて思わずともいいという…
明日のお酒はこちらで決まりですね
本日火曜日。
明日から3月ですね!
春もどんどん近づいてきますが、花見に燗つけてこのお酒とかもいいですよ!
(気がはやいですかね/笑)
本日もみなさまが美味しいお酒と美味しい食事で素敵な時間を過ごされますように。
明日もまたみなさまのご来店心よりお待ち致しております☆
中村麻美