世界の蒸留酒への挑戦。釈云麦プレミアム42
おでんを買うときはは大根、厚揚げは必ず入れるはしもっちゃんこと橋本です。
楽しみにしていた焼酎が入荷しました!
デイトス店で人気者の福岡の麦焼酎釈云麦(じゃくうんばく)。
無濾過仕上げ、黒麹仕込みの、風味豊かで深くずっしり沁みいる味わいの一本。
こちらのプレミアムバージョンがリリースとなりました!!
釈云麦プレミアム42
西吉田酒造さんが技の粋を集結して作り上げた逸品が満を持して登場です。
見た目が渋かった釈云麦とは少し違う印象で、スタイリッシュに。
まるでウイスキーの瓶のようですね。
以前はラベルにどかっと鎮座していた梵字ももちろん健在、キャップ上部へも。
名前についている「42」の数字は度数を表しています。
そう、なんと度数42°!!
15年以上寝かせた樽貯蔵の麦焼酎の原酒をブレンドしています。
樽貯蔵の原種がブレンドされているだけあって、その香りにうっとり。
色も少し琥珀色です。
42度の度数の高さを感じさせず、複雑だけど滑らかで少し甘みを感じ、エレガントな余韻。
こりゃ飲み過ぎ注意です。
蔵元さん曰く
「世界の蒸留酒への挑戦」だそう。
個人的には、大きめの氷でロックをつくり、ステアせずにゆっくり飲みながら氷が溶けていって表情を変える様を楽しむのがオススメです。
味があるので、ソーダ割りにしたり、お湯わりで体の芯に染み渡らせるのもいいかも…。
うーむ…今夜は読書しながら飲もうかしら。
ちなみに、私は昔
「焼酎の無濾過仕上げ」の謎にぶつかりました。
「焼酎は蒸留するなのになんで濾過がいるんだろう」
日本酒はしぼるからいろんなものがお酒に混ざって濾過が必要だろうけど…
焼酎は湯気(極端な表現ですが。)だから濾過が必要ないんじゃないかな…
と思っていました。
焼酎も濾過が必要なんです。
焼酎は蒸留すると、もちろん透明な液体が出来上がります。
この焼酎の原酒は、フーゼル油と呼ばれる脂質を含んでいます。
フーゼル油自体は多くの香り成分を持っており、焼酎の香りや旨みの元となっています。
その一方でこのフーゼル油は変質しやすく、酸化してしまうと焼酎の風味や香りが損なわれてしいます。
なので、一般的な焼酎はこのフーゼル油を取り除くために濾過が必要となるんです。
フィルターでろ過する方法が一般的です。
では、無濾過仕上げが存在するのはなぜか。
先述した通り、フーゼル油は旨みや香りの元となっています。
適度に残すことにより、豊かな風味のしっかりとした味わいの焼酎となるのです。
旨みのある焼酎にするために貯蔵の段階で、タンク上部に浮いてきた油をすくい取る程度で瓶詰めして販売。
これが「無濾過仕上げ」なんです。
雑味にならずに旨みになるように「どれくらいの油をすくい取るか(油を残すか)」技術を要し、その蔵の腕の見せ所となります。
焼酎をよーく見ると、白いケサランパサラン(懐かしい!)のような物質が浮いていることがあります。
これは焼酎の華と呼ばれ、焼酎の中に溶け込んでいたフーゼル油が固まって浮いているものです。
旨み成分がフワフワと焼酎の中を漂っているので、もちろん無害ですし、焼酎ファンの方の中にはこの焼酎の華の浮いているものを好んで買う方もいらっしゃいます♪
焼酎小話が長くなってしまいましたが…
釈云麦プレミアム42
博多デイトス店では角打でもお楽しみいただけますので
ぜひご来店下さい(^^)
明日も皆様のご来店心よりお待ちしております。
橋本さき