独楽蔵と田んぼと私
コレステロール値が高くて大好きな牛乳を自粛しているはしもっちゃんこと橋本です。
先日、人生初の田植えを経験してまいりました。
場所は筑前深江駅、糸島の方です。
チリチリと夏の日差しが降り注ぐ駅へ降り立つと、ムワッと雨上がりの湿気が。
奥には入道雲も。
普段ビルばかりの街で過ごす私にとっては、この景色で無意識に深呼吸。
(出身はど田舎ですが。笑)
今回は、日本酒「独楽蔵(こまぐら)」を醸す杜の蔵さんの田植えです。
圃場に着くとみんなでお揃いのTシャツに着替えていざ田植え。
裸足で感じる久しぶりの地面の感触は、小さい頃と比べると鈍くて痛かったです。
でも、裸足で歩くって気持ちがいいもんですね。
しゃんと育った若々しい苗と共に、ズブズブと田んぼへ。
植える苗は酒米の王様「山田錦」です。
タニシ、カニ、泥、水…
足の裏で味わったことのない感覚、初めてのような…懐かしいような。
約60名、みんなで息を合わせて1本1本、手で苗を植えていきます。
小さい子供から、大人まで、おしゃべりしながらも真剣に。
最後の1本を植えた後は拍手が沸き起こりました。
田んぼ1枚植え終わるのに、途中休憩をとりながら時間にして2時間弱。
汗びっしょりになりながら自分が植え終えた列を眺めると清々しい達成感があります。
達成感と共にやってくるのは空腹感。
蔵の方が用意してくれたお昼ご飯は、素朴で優しい味でした。
ミツル醤油の城さんの手作り差し入れの「なめろう」も美味しかったなぁ…
アジ、しょうが、ネギ、ミツル醤油のもろみを使っていましたよ♪
独楽蔵の純米酒を酌み交わしながらあちこちで交わされる酒談義。
達成感、お酒、ご飯、みんなのおしゃべり。
とっても贅沢な空間でした。
この日植えたお米は無農薬で育てられ、「独楽蔵 無農薬山田錦六十」になる予定。
無農薬なぶん手間が倍以上かかりますし、病気や虫の被害の心配は尽きません。
お世話してくださる農家の方に感謝しながら、すくすくと大きくまっすぐ育ってくれることを願うばかりです。
そしてまた美味しいお酒になって再会できますように。
扱っているお酒に愛着がより湧いた1日でした。
ありがとうございました。
橋本さき