行ってきました鹿児島県!
こんにちは!
はしもっちゃんこと橋本です。
今日は先日お邪魔せて頂いた鹿児島の酒蔵
「佐多宗二商店」さん
でのお話を書かせて頂きます。
焼酎でも飲みながら、お芋を食べながら(!?)、ゆるりと見て頂ければと思います。
まず、佐多宗二商店さん(以下親しみを込めてー佐多さんーと書かせて頂きます)について少し。
佐多さんは焼酎「不二才」や「晴耕雨読」「角玉梅酒」「刀」などを造られているお蔵さんです。
鹿児島県の頴娃町(えいちょう)というところにあります。
最寄り駅は水成川駅(みずなりがわ)。無人の長閑な駅です。
「エイの人はみんなエイゴが話せる」
(頴娃の人は頴娃語(英語ではなく)が話せる)
というのが町の鉄板の洒落だそうです。
↑デイトス店店長、『歩く生き字引』こと松窪曰く、ですが。笑
では本題へ。
10月某日、秋晴れの空のもと
始発に飛び乗り福岡から鹿児島へ。
博多~鹿児島中央駅 新幹線で約1時間40分。(早いっ!)
鹿児島中央駅から車で約1時間。
途中、茶畑や芋畑を眺めながら着いた佐多宗二商店のお蔵。
お蔵からは立派な「薩摩富士」こと開聞岳も見れます。
お蔵の中庭には仕込みにも使われる開聞山麓の天然水のつくばいも。
中庭植え込みのもみじはまだ紅葉していませんでしたが、青もみじも風流でした。
お蔵についてすぐ、
この日のメイン行事
芋掘り
に参加者数名で出かけました。
契約農家さんの畑を手掘りできる!
(農家の方はネイティブなエイゴを自在に操っていました。もちろん英語、ではなく頴娃語。癒されました。)
幼稚園ぶりの芋掘りにウキウキで挑みました。
みんな夢中で汗水流しながら芋を掘りほり。
参加した私は童心に返ったように、楽しみながら掘ったのですが、
この作業をシーズン中毎日(機械ではありますが)、となると、結構な重労働だと感じました。
農家の方に感謝です。
私は芋焼酎で使う薩摩芋「黄金千貫(コガネセンガン)」を実際見るのはこのときが初めてでした。
なんだかニンニクみたいな、かぼちゃみたいな形にビックリです。
大きさがあるものを選別してかごに運び
時折吹く秋風に体を冷やしてもらいながら掘る事約1時間。
2畝を掘り終えました。
芋掘りを終えて一行は蔵見学へ。
土の着いた状態の芋を、
エキスパートのお姉様たちが一斉に洗って、両端と痛んだところを切る作業は圧巻でした。
是非一度、生で見て頂きたい!ホントに、早いっ!動きに無駄がないっ!感動でした。
この「芋きり」という作業、お姉様方は1日に1人あたり1トンはこなすそうです。
その後に、麹を作る部屋や、蒸留する部屋、蒸留した焼酎を貯蔵する部屋などを見学。
できたての原酒や、熟成途中の焼酎、試作の焼酎など普段口にする機会のない焼酎をテイスティングさせて頂きながら、説明を受け、五感でお蔵を感じる事ができました。
途中でもろみをかき混ぜる作業をさせて頂いたのですが、
最初に見た芋切りのお姉様方のプロフェッショナル感とはほど遠いへっぴり腰。
(写真を見返して自分のあまりにもふがいない姿に吹き出しました。笑)
そして佐多さんのお蔵には
日本に1台しかない
間接蒸留器があります。
間接蒸留とはイタリア特産の蒸留酒「グラッパ」(ワインを造ったブドウの搾りかすから造られる蒸留酒)やフルーツブランデーの蒸留と同じだそうで、もろみに直接蒸気を当てるのではなく間接的に加熱していく方法。
(間接蒸留の詳しい説明は佐多宗二商店さんのHPで。http://satasouji-shouten.co.jp/akayane/)
海外で購入した、この日本に1台の間接蒸留器。
私も写真では見た事があったのですが、
実際目の当たりにすると、その佇まいの格好良さに惚れ惚れしました。
この間接蒸留器が収まっている蔵の外観もさながらヨーロッパ!!
その名も通称「赤屋根製造所」
まさかここで焼酎が蒸留されているとは思えない外観。
他にもおもしろい実験をたくさんされていて、ワクワクするお話が聞けました。
詳しくは書けませんがお写真で…
色々なお蔵の見学に行かせて頂く度に感じるのですが、
今までの伝統を大切にしながら、今ある事を打ち破る姿勢に
「自分も前へ進まねば!」と奮い立たされます。
まさに
温故知新
そして蔵見学のあとは
お楽しみバーベキュー!!!!!
鹿児島の有名な焼酎バーの方による華麗な火起こしに感動!!!!
おいしいお肉のお供にはもちろん…
焼酎!
こちらは、佐多宗二商店さんの間接蒸留を使った焼酎
XXIV(24)を前割りしたものです。
ボトルも前割り専用のボトルで、透明のおしゃれな壜!
前割りとは、あらかじめ焼酎と水を好きな割合で割って一晩寝かせておいてから飲む、という飲み方です。
(ちなみにXXIVは住吉酒販でも取り扱いあります。
同じシリーズのLXX(70)やその他もございます。↓↓↓↓↓↓)
また、こんな前割り専用壜も!
飲食店限定!佐多さんオリジナルの前割り専用壜。
かっこいいですね。
澄んだシャープな味のXXIVのイメージにピッタリの容器です。
バーベキューの後はこんな素敵なスペースにもご案内して頂きました。
佐多さんのお酒がズラっと並べられた、蔵の一角にあるBARスペース。
しっとりとした雰囲気で、お酒を静かにゆっくり楽しめます。
今回は工場長の中原さんがバーテンをしてくださり、新発売のこのお酒を頂きました。
℃C(セッシキャラット)角玉梅酒
こちら、梅のブランデー漬けのようにも見えますが、まったく別物。
佐多さんの間接蒸留器でつくられたアップルブランデーの原酒(樽熟させていないので透明)に、角玉梅酒の原酒をブレンド。
度数を18度に調節。
度数18度の梅酒も、ブランデー原酒と梅酒原酒のブレンドも他にない!!
ぬくもり(℃)と輝き(Cキャラット)を秘めた佐多さんの新商品。
ストレートで飲ませて頂きました。
広がりすぎない繊細な甘みと、深みのあるコク。
スッと流れ星のように消えていく後味。
ブランデー好きな方におススメなのはもちろんですが、
甘いお酒が苦手な普段あまり梅酒を飲まれない方にも是非飲んで頂きたい感じです!
佐多さんでラベル貼りたてのホヤホヤ。
こんなできたてホヤホヤのお酒を頂けて感激でした。
容器も梅酒の壜らしからぬ(壜というよりボトルという表現が似合う)デザイン。
液垂れしにくいつくりになっています。
中に入っている梅の実を使っておつまみを作って合わせるのもいいですね。
住吉酒販でも℃C(セッシキャラット)2種、本日より販売です!
左セッシキャラット角玉梅酒(コンコードブランデーミックス)
右セッシキャラット角玉梅酒(アップルブランデーミックス)
博多デイトス店は9日(月)より販売です。しばしお待ちを…☆
蔵見学の最後にはこんな素敵な記念品も頂けて、
お蔵の方々の温かい心遣いにホクホクした気持ちで1日を終えました。
余談ですが、
焼酎用の黄金千貫を食べてみたい!と思い、
芋掘りで採れた「小さ過ぎて廃棄する黄金千貫」を頂いて
住吉酒販本店で蒸してみんなで食べてみました。
50度洗いした後、弱火で蒸す事1時間。
びっくり!
ホクホクした甘味が美味しかったです!
甘くない、と前情報で聞いていたので尚更びっくり。
同じ日に蔵見学に来られていた
神戸の和食居酒屋さんは、黄金千貫の天ぷらにされたそうです。
天ぷら用にもとっておけば良かった…
ちなみに鹿児島の方は天ぷらの衣に砂糖を入れて甘くする、
と蔵元さんがおっしゃってました。
今度やってみようと思います^^
佐多宗二商店の皆様、ありがとうございました。
ゆるゆると書かせていただきましたゆえ、
最後まで読んで頂いた皆様、ありがとうございました。
本日は住吉酒販本店、デイトス店ともに営業しております。
明日8日は本店はお休み頂いております。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
橋本さき