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アルガブランカ ヴィニャル イセハラ ’17

みなさんこんばん。
畑瀬です。

最近涼しくなったので
ECMから出たシャイ・マエストロの新譜ばかり聴いています。
心地よい朝と夜を楽しんでいます。

さて、そんな個人的な近況はこの辺りにして
甲州ヌーヴォーの発売を控えた勝沼醸造より
1年間、瓶熟成を経て…

ついに…
イセハラ2017が発売されました!!

アルガブランカ ヴィニャル イセハラ ’17
Arugabranca Vinhal Issehara

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勝沼醸造といえば甲州ブドウを支え続けた老舗ワイナリー。
甲州ワインと言えば必ずその名があがるワイナリーです。
90年代には不遇の時代を迎えた際に農家が大量の「甲州」ぶどうを
捨てざるをえない状況に追い込まれた状況下でも「甲州」買い続け
地元の農家と共にワイン造り行ってきたワイナリーです。
近年では今後の「甲州」ぶどうを担うため
自社畑、奥匠田のシャルドネを引き抜き「甲州」へ植え替えるだけでなく、
白ワインは全て「甲州」でつくられています。

そんなワイナリーが甲州ブドウを使い生み出す
グランヴァンこそ「イセハラ」です。
伊勢原は笛吹市御坂町にある単一畑「伊勢原」から
契約農家、風間正文氏が育てる甲州で造られています。
やはりこの畑は特別なのだなと思うのは
マストの状態でテイスティングさせてもらうと
パッションフルーツや桃のような華やかなアロマがきらびやかに広がるだけでなく
他の何とも比べることのできない複雑なミネラルを持ち合わせているのです。

2017年のイセハラは更に新たな一歩を踏み出しています。
従来は除梗後、フリーランジュースをステンレスタンクで発酵させ
プレスランを樽発酵、熟成させ、最後に数樽を味を見ながら加え醸造されていました。
17年ヴィンテージからはステンレスタンクにフリーランとプレスランの一部を
一緒に発酵させることで複雑味をもたせながらも一体感の味わいへとなりました。

さて、グラスに注ぐと

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勝沼醸造の甲州らしいレモンのような
酸味のある爽やかな香りが広がっていき、
口に含むと透明感のあるフレッシュな果実感とミネラルが
食欲を刺激してくれる。
舌にのせたわいんをストンっと飲み込むと
体の隅々にすーっと行き渡っていき、
そのやさしい余韻が飲み込んだ後も
口の中に心地よく止まってくれます。
気づけばどこか心が朗らかになってしまう味わいは
繊細な味わいの和食を生かすには最高の食中酒。
日本独自の葡萄「甲州」でつくられるグランヴァンに出会えた喜びに
つい嬉しくなってしまうワインです。

生産量はフルボトルで僅か6,000本、
創業80周年を迎える今年はマグナムも400本造られました。
特別な贈り物としてはもちろん上質な時間を楽しむお酒として
ぜひお楽しみください。

畑瀬