おでん、やっとり〼。【東京店】
東京での休日はカレーと美術館に費やしてるスーサンこと須川です。
気づけば10月、
ようやく軽めの羽織りを着れる気温になってきましたね。
毎年コンビニエンスストアで肉まんとおでんが登場すると
「あぁ…秋だ」と実感するのですが、
心と身体に沁みる
おでん
東京店でスタートしました。
9月末より角打ちで新登場しました
その名も「塩おでん」!
改めてこちらでご紹介させていただきます。
まず、塩おでんという名前について。
一般的なおでん汁(関東風と関西風がありますが。)は
かつお節と昆布でひいた出汁に醤油やみりん、砂糖などを加えて調味します。
今回私たちが提供しているおでん汁は
この、醤油、みりん、砂糖を一切使っていません。
使用しているのは
昆布、かつお節、塩、魚醤のみ。
魚醤も最後にほんの少しだけ香りづけ程度に使用しているので、
味わいを構成するものとしては
ごくごくシンプルに昆布とかつお節と塩のお出汁の味なんです。
なので名前を「塩おでん」と名付けました。
ではなぜ、ここまで極シンプルなおでん汁になったのか。
それぞれに最高な素材との出会いがあったからです。
昆布
「天然利尻昆布 」
(山本商店 / 北海道 礼文島)
この度ご縁をいただき新しくお取り扱いが始まりました山本商店さんの利尻昆布。
天日干しされた天然の利尻昆布は
ほとんど市場でお見かけすることない最上級の逸品。
山本商店さんは
利尻昆布が採れる浜の中でも「別格浜」と呼ばれるくらい上質な昆布が採れる
礼文島 香深浜で、海中から厳選した肉厚な昆布だけをカマで刈り取り、
採れた昆布たちを丁寧に天日干しにしたのち、最後の袋詰めまで一貫して自分たちで行っています(なんとラベルも手刷り)。
ピュアな味わいと、他の素材の美味しさを何倍にも引き出す力には驚かずにはいられません。
詳しくは先日の住吉酒販ブログ「山本商店さんの利尻昆布」の回で書かれていますので
是非ご一読ください。
http://sumiyoshi-sake.jp/blog/4293
かつお節
「花かつお」
(金七商店 / 鹿児島 枕崎)
当店の店頭にて黄色いラベルとお魚の絵でおなじみの「クラシック節」をつくる金七商店さん。
鰹節の中でも一番手間暇のかかる”こだわり”の鰹節「本枯れ節」を世の中に残していきたい、と毎日真摯にかつお節と向き合っていらっしゃいます。
かつお節をつくるすべての工程において正直で真面目なお人柄を感じることができ、全幅の信頼を寄せています。
塩
「海んまんま 一の塩」
(一の塩 / 佐賀 唐津)
佐賀県の離島、加唐島(かからしま)に流れるクリーンな対馬暖流海水を
仕上げまで一切外気に触れずに仕上げた、きれいな味わいのお塩です。
60℃の低温で結晶化しており、優しくまろやか。
この3点の強固な土台があるので、
おでんのベースがここまでシンプルで、且つ上質なものに。
何事もやはりベース、基本が大事だと痛感した今日この頃です。
上記のお出汁の素材シリーズは
お店でもそれぞれ販売しておりますので、ご自宅でも塩おでんのおでん汁が再現可能となっております。
(金七商店さんの商品は荒節の「花かつお」ではなく、本枯れ節シリーズを店頭にて販売しております)
出汁をひかずとも、
だしの素を使えば簡単に手軽に作れるおでん汁。
もちろん忙しい毎日に気軽に使える便利さはあります。
ただ、
こんなに最高な素材が一堂にそろってるんです。
日本の食卓に欠かせない「出汁」、
この機会にお家でもひいてみませんか。
まずはこの出汁の美味しさを体感いただきたいので、
角打ちにて是非「塩おでん」ご賞味ください。
出汁について熱く語りすぎてしまいました。
では、話を戻しましょう。
この最高のおでん汁に浸かる具たちのご紹介です。
どれもひとつひとつ語りたいぐらいな具材で、書き始めると長くなってしまいますので
まずはばばばばーっとご紹介させていただきます。
⒈旨‼︎リーフ野菜(熊本 つじ農園)
⒉手羽先(高知 はちきん地鶏)
⒊じゃが芋パルミジャーノ(北海道)
⒋仔牛スネ肉(熊本 玉名牧場)
⒌トリュフ玉子(福岡 フジノ香花園)
⒍ラルド蛸(熊本 天草灘)
⒎まぼろしの厚揚げ(佐賀 三原豆腐店)
⒏有機在来種こんにゃく(広島 新内農園)
⒐無添加丸天(福岡 豊島蒲鉾)
⒑大根
期間限定. ささみ山葵
書いてるそばからよだれが止まりません。
温かで上品なおでん汁にゆったりと浸かり、リラックスした表情の具たち。
口へ運べば、
昆布と鰹節によって何倍へも膨らむそれぞれの素材の旨み。
ほろほろと、
具材と共にほどけていく心と身体。
こりゃ…たまりません。
具材については
住吉酒販 東京ミッドタウン日比谷店のSNSにて少しずつUPしておりますので、
お時間あります時にぜひチェックしてみられてください。
instagram https://www.instagram.com/sumisyoshisyuhan_hibiya/?hl=ja
「#塩おでんの具」
Facebook https://www.facebook.com/sumiyoshisyuhanTMH/
塩おでんのオーダーの仕方は
ご注文の際にオーダーシートに直接記入していただきます。
オーダーシートはその名も「塩おでん オールスターズ」。
具材ひとつひとつがスター選手すぎるので、
野球のポジションで表現してみました。
あくまで私たちが考えるポジションです。
具材に対する思い入れがそれぞれきっと違うと思いますので、
あったか塩おでんを食べながら具材のポジションについて
おでん以上に熱く!議論を交わしていただければと思います。
塩おでんは盛り合わせにてお持ち帰りもご用意しておりますので
お気軽にご利用くださいませ。
この冬は
「塩おでん」に合わせて上質「ロゼシャンパーニュ」をお楽しみいただくフェアも企画中です。
またこちらも改めてご案内させていただきます。
明日も皆様のお越しを心よりお待ちしております。
東京店 須川