博多 住吉酒販

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/ 日常

寒紅梅酒造

みなさまこんばんは、中村です。

昨日今日と、昨日の夜から激しい大雨

びしょ濡れの中の帰宅の方が多かったのではないでしょうか。

中村もびっちゃびちゃの靴で気持ち悪かったです

 

風邪ひいたりされないようにお気をつけくださいね

 

 

日、月曜日と中村は三重に行ってまいりました。

今回は初三重!

 

そう!

 

寒紅梅さん!

 

いやしかし、中村考えが甘かった。

 

福岡は飛行場から街までが近いのであまり深く考えてなかったのですが、

なんせ、遠い!!!

 

三重がこんなに遠いとは

 

まず飛行場から名古屋までが遠い

 

そこから寒紅梅さんのある津までが遠い

 

セントレアから2時間の電車の旅になります。

 

寒紅梅さんの最寄駅を降りると、思い出すのは山の壽さんなどの蔵がある北野の大城駅。

雰囲気が似ていました

(行きは帰りに写真撮ろうと思って駅の写真を撮っておらず…)

 

googleマップを頼りに道を進むとなぜか川っぺりの砂利道を歩くよう言われてしまい、

曇り空から差し込む暑い日差しを受けながらキラキラ光る川沿いをてくてく歩きます。

 

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そこから田んぼに囲まれた道へ。

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すると、住居が密集した中へ…。

 

googleマップではもう蔵は近くを指しています。

えぇ…こんなお家の中に蔵があるの?

と思っていると、

 

お、ありました!

 

見慣れた蔵の雰囲気!

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寒紅梅さん到着です。

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今回ご案内頂いたのは増田専務。

 

朗らかな笑顔でお迎えいただきました。

 

蔵の中はいま造りに入る直前。

ズラッとあちこちにp箱が積まれてあります。

ボトルはほぼリサイクルは使わず新品とのこと。

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こちらは蔵で一番新しい冷蔵庫。

蔵に5個も冷蔵庫があるんだそうです

 

寒紅梅さんは10月から3月までで造りを終えるので、出来上がったお酒は全て冷蔵庫で保管するのでたくさん冷蔵庫が必要なのですね。

 

 

蔵はとても清潔。日本酒の蔵だと当たり前のことですが、 寒紅梅さんは特に清潔を大事にされてありました。

増田専務も、清潔さには自信を持って話していただきました。

 

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寒紅梅のお酒は全国でも20件ほどしか取り扱いはありません。

それもそのはずなんと現在350石

年間で35000本程しか作っておらず流通も限られています。

もともと地元用に普通酒を作ってあり、

増田専務も、何も疑問に思わずそれを作られてあった時、

仕事が終わってはお気に入りのケンタッキーとビールで夜な夜な飲まれてあったそうですが、

急になぜか食のターニングポイントが来たそうで、魚に目覚めたんだそうです。

 

魚を食べるようになると、ビールじゃ味がまとまらない。なんだか違うな。というところから、

日本酒を飲むようになったそうですが、専務曰く、自分のところのお酒があまりピンとこなかったんだとか

 

そこから専務は日々、様々な日本酒をお飲みになって、ご自身が美味しいと思ったお酒が東一だったんだそうです。

 

そこから寒紅梅東一の醸造責任者である勝木先生に師事を受けることとなったのです。

そこに行き着くまでのお話はなかなか興味深く、エピソードが幾つかありましたが、ここまで書いていいのかちょっと悩んでしまいましたので、気になる方はおたずねください(笑)

 

寒紅梅さんは設備に膨大な資金投入をするということもいかず、自分たちの出来る範囲でと言うことで、様々な物を手作りされたり、出来ることで試行錯誤を繰り返したそうです。

 

この麹室も、殆ど蔵の皆様がご自身たちで作られたとか。

(電気の配線だけは電気屋さんにお願いしたそうです。)

訪ねたときはちょうど防虫剤をまいた後で白くなっていました。

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現在も増田専務は、ご自身の手での改善に余念がないよう。

手洗い場もDIYだそうです。(写真撮り損ねた!!!)

 

いろんな造り手の方にお話をされても、その設備がないんじゃぁ…ということを言われることが多かったようですが、勝木先生からは、設備云々ではなく、これとこれをこうしなさいと自分たちが出来る範囲のことを言われたそうです。

それを実践すると、その年にできたお酒が劇的に変化したそうで、

5通の美味しかったというお言葉が入ったお手紙がきたそうです。

 

いくら美味しいと思っても、わざわざお蔵さんに直接美味しかったとお手紙を書く方が何人いるでしょう。

 

それなのに、5通も届いたそう。

わざわざお手紙は出さないけれども、美味しいと思った方はきっともっと大勢いることに気づいたと、増田専務。

そう思うとそれは大きなエネルギーになりますね…。

 

それからの寒紅梅はお酒造りに迷うこともなく、ただひたすら自分たちが信じる美味しいお酒を造るために日々励まれてあります。

 

私は寒紅梅さんのお酒を飲むと丸みのあるちょっと大きめの白桃をよく感じます。

香りもふんわり柔らかく、甘みと旨みもあり、ボディはしっかりしているのに、ミネラルのような少し硬くクリアな膜があって、膨れすぎず、するすると身体中に浸透していくよう。

 

こんなにするりと入っていくのに、寒紅梅さんのお酒は無濾過。

この旨味の詰まった所とクリアな飲みやすさの絶妙バランス。

 

本当にすごく飲みやすい。

また、食事の邪魔をしない程よいボディと香り。

 

飲み疲れしにくいのが最大の特徴だと感じます。

 

また中村大好きなのは冬頃の限定酒

 

しろくま

 

もオススメです!

(去年書いたブログはこちら星印からどうぞ→)

 

さて、またまた帰りはセントレアまで2時間の旅か…と思っていたところ、

増田専務が

 

津から高速船でセントレアまで45分ですよ。

 

と。

 

 

なんてこった!!!!!

 

こんなに近いのか!!!!!

 

結構衝撃的でした(笑)

googleマップはフェリーはあまり出ないと、学習いたしました

 

そんなわけで、増田専務に見送っていただき、帰路に立ちました。

(なので駅の写真がない…。)

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昨日、橋本が花の香のレポートをあげていたかと思いますが、

花の香の神田社長はエネルギーが四方に溢れている熱い社長です。

 

寒紅梅は対してエネルギーを細く長くまっすぐにだす静かに熱い専務でした。

 

話し上手で聞き上手な専務は、

みなさんに納得いく美味しいお酒を造り、近いうちには週休二日で休みが取れる職場にしたい、働きやすい環境こそ、美味しいお酒を造ることができる

と、花の香の神田社長と全く同じことを仰ってありました。

 

遠方のお酒を販売していると、時々まだ自分の心にお蔵さんの思いが吸収しきれてない部分がありますが、こうやって少しずつ自分の足で行って、直接お話聞いたところから、昇華していけたらいいなと思います。

そして皆様に少しでもお伝えすることができたらと思っております。

 

雨がまだひどくて降りやまないですね本日は皆様何を飲まれますか?

雨宿りがてらふらりとお店で飲むのもよし、ゆっくり家で飲むのもよし。

皆様が本日も素敵なお酒と素敵な食事でいい時間を過ごされますように。

 

明日も皆様のご来店心よりお待ちいたしております☆

 

中村麻美