博多 住吉酒販

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住吉酒販 社員旅行part1

先日、住吉酒販社員全員で

行ってまいりました熊本県!

 

目指すは花の香酒造!!

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花の香酒造は熊本県の北の方、玉名郡に蔵を構えます。

創業明治35年ということで、今年で114年。

住吉酒販でのおつきあいは一年目。

社員総出でお勉強に行かせていただきました。

 

 

熊本と聞いてまず思い出すのは、4月に甚大な被害をもたらした熊本地震。

花の香酒造も例外ではなく、

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(被災当時の写真。写真は公式facebookより引用)

地震により蔵にはひびが入り

蔵の前の道路は崩落。

 

私たちが蔵へ伺った時は

道路は通れるようになっていましたが、まだその痛々しい傷跡が残ったままでした。

(写真は撮りそびれてしまいました。)

二年かけて復旧工事をしていくそうです。

普通に生活ができているように見えていても、まだまだ地震の影響は残っているんですね。

 

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蔵の前に広がる田んぼには、お酒造りに使われる酒米がたわわに実っていました。

花の香酒造は、自社栽培の地元産山田錦で酒を醸しています。

自分たちで農業にも取り組み、酒造りもしている酒蔵さんです。

 

 

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蔵ではまず販売所へ。

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蔵で造られたお酒達がずらりとお出迎えしてくれました。

目に付いたのが、焼酎がたくさん並んでいるという点。

実は、先代(神田さんのお父様)が焼酎に力をいれていたのだそう。

熊本では珍しい芋焼酎「茂作」、米焼酎「和仁」などがあります。

 

なので、現当主の神田さんに変わった当時は日本酒の設備がほとんどない中でのスタートだったそうです。

そして、神田さんは「獺祭」で有名な旭酒造さんに修行に行かれた経歴の持ち主です。

社長を継いで、製造責任者になる時に、修行先として選んだのが旭酒造さん。

旭酒造の社長に直談判で弟子入りを志願し、修行させてもらったそうです。

 

 

 

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こちらは住吉酒販ではおなじみの、花の香酒造の純米大吟醸「桜花」と純米吟醸「菊花」。

素敵な台に飾られていました。

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なんとこの陳列台、神田さんをはじめ酒蔵の方の手造り!!

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その他にも、こあがりのスペース、ましてやこの販売所自体が手造りっっ!!!

驚きです。

手造りの領域が素人のDIYレベルを飛び越えています。

大工さん兼蔵人さんです。

 

 

では、お酒を造っている場所へ。

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蔵の中に空が!

まるで中庭のよう。

 

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米を蒸すところ。

ほとんどの酒蔵さんはこの和釜に蛇管があり、蛇菅の熱で蒸気をつくって、その蒸気で米を蒸しています。

しかし花の香さんの和釜の中には蛇管がない!

蒸米を外硬内軟(米の外側が硬くてパラパラ、内側がしっとり蒸せている)にするための新しい仕組みを色々と試行錯誤中なのだそう。

どんな仕組みができるのか楽しみです。

 

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神田さんが洗面台を持ってきたかと思うと、

こちらはなんと手造りの「米の水切り機」!!

今は新しい設備導入により活躍はしていないようです。

ホームセンターに通い、いろんな部品をつなげては「あれじゃない、これじゃない」と作り上げた自慢の一品です。

 

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タンクが置かれている区画。

奥に見えるプロペラ2つ。

これもまた自分たちでつけた冷房設備。

 

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麹室。

とっても綺麗でクリーン。

 

お酒造りは「一麹、二もと、三造り」と言われ、麹は酒造りの要。

クリーンな環境が大事です。

 

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蔵の途中に何も置かれていないだだっぴろい空間が。

ここには10月から新しい設備の工事が入るのだそう。

 

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「ここも手造りです」

神田さんが話す扉の先には

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やぶた(お酒を搾る機械)とはねぎ(お酒をしぼる昔ながらの仕組み)が。

このお酒を搾る部屋は、壁も、床も、冷蔵設備も蔵人の手造り!!!!

もうここまでくると、建築関係の方の集まりなんじゃないかと思わざるをえません…。

す…すごすぎる。

 

 

神田さんのお話を聞いていて心に残ったフレーズをご紹介。

志が高いほど、感謝の気持ちが大きい。

苦しんだ分だけ、感動が待っている。

これは、神田さんのものすごい情熱とエネルギーの源になっている言葉だと感じました。

 

蔵の設備が整っていない時代のお酒造りは、蔵につきっきりでほとんど寝る暇もなく、フラフラになりながらお酒の管理と蔵人達のお世話をしていたそう。

納得いくお酒ができず、大量のお酒を販売できないという事態になったことも。

自分たちで作れる設備は、総出で手造り。お酒造り以外の労働も多かったそうです。

そんな中少しずつ新しい設備を導入できるようになってきて、その設備のおかげで労働環境も改善され、酒質もどんどん向上。

体も心も健康な状態でお酒造りに打ち込める環境が少しずつ着実に整っていっています。

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「新しく設備を導入したときは、その設備にほおずりしてます。愛おしくてたまらない」

と神田さん。

 

苦労を知っている分得られる感動と感謝。

苦労をしないと得られない、感動と感謝の心。

心に響いた言葉でした。

 

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ちなみにこの

「花の香(はなのか)」という名前は、

酒蔵周辺の木々から、梅の香りが蔵の中に漂うことから名付けられました。

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とても柔らかい素敵な筆文字のラベルも印象的ですね。

(この文字を書かれた方は有名な女性の書家さんでした♡書の実物が見てみたいなぁ…)

 

 

花の香酒造は、

とんでもない熱量を持ち、すごいスピードで変化をしているお蔵です。

1日1日、毎日が新しく、進化している。

この変化に今後も目が離せないっ!!!

 

この熱量、皆様にもぜひ味わっていただきたい。

花の香酒造のお酒、住吉酒販でお取り扱いしております。

フワリと香り、シャープでエレガントなお酒。

透明感のある味わいに魅了されます。

 

お買い物の際には、お蔵での小噺をアツく語らせていただくかもしれませんが…ご了承くださいっ!

 

住吉酒販一行は、

花の香酒造さんで熱々のエネルギーを受け取り

蔵を後にして、一路、玉名牧場へ…。

つづく

 

 

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花の香酒造facebook    https://www.facebook.com/花の香酒造-194337737336451/

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橋本さき